2012年シーズン 開幕

と、いうことでやってきました。去年は天皇杯もアッサリ負けたし、シーズンオフが長かった。
鳥栖戦、浦項戦を見ると不安要素しか無くて、今日の結果と内容次第では追記しちゃうかもだけど。
ともかく開幕はええのう!
その前に去年の予想を振り返ってみよう。

1位※柏レイソル(9人気)
2位△名古屋グランパス(1人気)
3位△ガンバ大阪(3人気)

といったところかなw

大震災の影響で中断したのは大きかった。名古屋はその間にダニルソンが復帰できたし、新戦力がフィットできた。特に藤本のパフォーマンスはこないだのACLも含め、かなり高いものがある。最初からインサイドハーフの方が良かったんじゃないかってくらい。強いチームだったと思う。
それだけに1つ上を行った柏の躍進は驚いた。ACL争いには絡んでくるかなとは思っていたが、まさか優勝してしまうとは。
ここら辺はJリーグのボトムアップが上手くいってる証拠でもある(トップダウンは…もう少し考えてまた書きます)

鹿島は一昨年の悪い流れを絶ちきれずに不完全燃焼。しかしナビスコは取ってしまう辺りがさすがか。
川崎・浦和は監督がフリーズしたのが全て。いくら素晴らしいビジョンがあっても、それを実現するメソッドがない監督は駄目監督だということは、岡田監督が理想を追ってた時期にも触れたと思うが、この2チームはそれがダイレクトに出た例。
もっとも相馬監督はまだ3年めなので、伸び代は当然あるし、「上位を狙えるのに中位*1」だった訳で、駄監督のレッテルを貼るには尚早。
印を付けてなかったところでは、やはり仙台は魂がこもっていた。私自身ユアスタまで足を運んだが*2感動させられたもんなぁ…。


ではそれを踏まえて今年の予想。
名古屋グランパス
○FC東京
ベガルタ仙台
柏レイソル
△ウ・チ
△??

そもそも去年はダニルソンの復帰や新戦力のフィットに時間がかかると見て印を落とした訳で、今年はそこの不安要素は無い。
今まさに円熟期を迎えている訳で、やっているサッカーの質、特にここ一番でのセットプレーの破壊力等はリーグで頭1つ抜けている。
問題はACLを勝ち上がった場合だが、金崎の復帰により小川をマルチに使え、経験のある吉村や勢いのある磯村も控える。巻弟の復帰はケネディ不在時のオプションになるだろうし、石櫃・ダニエルとDFラインの補強も怠っていない。各ポジションを争える選手を擁している(さすがにキーパーは難しいが)

さて、昨期3位内に入ったチームの中で一番不安要素が大きいのは言うまでもなくガンバだが、柏にも無い訳ではない。
ACLは実際行ってみないとわからないことが多いもので、早速タイでアジアの洗礼を受けている。特に移動が地味にキツい。広島やセレッソの例からも、今年は苦しい戦いを強いられることは間違いない。
もちろん、ネルシーニョは去年チーム内の競争を活発にすることで勢いを維持した訳で、乗り切ってしまうかもしれない。

J2をサクッと優勝し、天皇杯まで制してJ1に帰ってきたF東。これまでのJ2優勝チームの流れからすれば躍進が予想されるが、昇格と同時にACLに出場するクラブは初*3
最も、長谷川・渡邊を獲得し、火曜日にはルーカスらを東京に残しておきながらブリスベンをアウェイで下すなど、ターンオーバーも考えているようで、不気味な存在であるのは間違いない。後輩(同輩?)の高橋秀人くんも活躍してて何より!

仙台は去年大きな自信を手にしたはずである。いかに夏場を切り抜けるかが課題だが、去年より夏場の試合数は少なく、新外国人次第で一発を狙える存在。

ここまで考えてきてつくづく思うのだが、本当にJは変なリーグである。
上位で順当に戦力を増強したのは名古屋と柏だけ。ウチにしても鹿島にしてもFマリにしても、確かに選手を獲得・復帰させてはいるが、抜けた選手の存在感は小さくない。補充にしかなってないのである。
それでいて明確な補強に成功するのは神戸やF東、浦和といった上位ではないチーム。また今年もカオスな団子リーグになるかもしれない。

と、いうことで最後の連下は空白。予想もつかないチームがここに入ってきそうで楽しみである。
さぁ、開幕だ!

*1:下位ではない

*2:そして完敗したが

*3:反対に降格しながらACLに出場したのが東京ヴェルディってのが…また…。