関塚ジャパン

もちろん関さんの本心がどうなのかはわからないが、今大会は当落線上の選手による最後のアピール大会であろう。週末のリーグを考えて各チームからそこまで積極的に招集できないことや、ザックが手元で見てみたい選手がいたであろうことを踏まえると、最終予選で試合に出ていて今回招集されてない選手やA代表に呼ばれた選手は恐らく当確だろう。
すなわち、権田、酒井宏、山口、清武、原口、永井の6人だ。一応ポジションも、基本フォーメーションの4―5―1で考えると、GK1人、DF1人、MF3人、FW1人で、まぁバランスは取れていることはいる。
控えも含めた残りの12人は、GK1人、DF5人*1、MF4人*2、FW2人である可能性が高い。ここをトゥーロンのメンバーと、場合によってはオーバーエイジの選手で争うことになる。*3
役割ごとに細かく見ると、まず第2GKを安藤と増田、CB2枚を濱田、鈴木、山村、大岩、左SBを酒井高、吉田、比嘉が争うことになる。ここは恐らく毎試合、組み合わせを変えてテストしてくるだろう。SBは3人とも両サイドともこなせる。(あれ、比嘉は左だけだっけ?)。
村松は現在清水で守備的な中盤として起用されており、今回の登録もMFだが元々はCBの選手。守備的な中盤は山口が当確していると思われるので、マルチな選手は逆に選ばれる可能性が高く、村松か山村のどちらかは確定かも知れない。
さて、厄介なのは中盤だ。3列目を潰し役とゲームメイカーで組ませる(山口、扇原)のか、マルチなセントラルMFで組ませる(長谷部、遠藤)のか、ここは読めない。と言うのも招集されたボランチの長所が違う。扇原はもちろんゲームメイクだが、山本康は(もちろんポジション柄、捌きは行うが)どちらかというと3列目からゴール前へ出ていく推進力が強みだ*4。一応3試合とも村松が出てきたら前者、全て組み合わせが違ったら後者と予測するが、ここが一番わからない。もしかすると扇原を極力使い、オーバーエイジを含めたゲームメイカーの最終テストにする可能性もある。
2列めの3枚には高いレベルでのリンクマンである清武とドリブラーの原口がいるので、直接ゴールを脅かせるアタッカーとしての役割が期待される。水沼、宇佐美、高木、場合によってはもちろん斎藤も絡んでくるだろう。ワントップと合わせてできる大津、大迫は当確に近いかもしれない。
FWは中盤の選手を当てはめるのを含めた、様々な形が模索されるだろう。

注目はもちろん欧州組による2列目のし烈な争いと、誰よりも指宿。点が取れるかどうかはもちろん、仮に彼がフィットできるようだと、オプションとしてのツートップを含めた選択肢の幅が広がってくる。

楽しみにキックオフを待ちたい。

*1:CB3〜2人、SB2〜1人

*2:ボランチ2〜1人、2列め2〜3人

*3:もちろんCBが本職だが、この代表ではボランチが基本の山村だったり、原口のようにFWなのかMFなのか区別が曖昧な選手や、マルチに使うことを考えている選手が入ってくるかもしれず、この通りになるかはわからない。

*4:昨年のプレシーズンマッチ(黄色ユニのアレw)で強く感じたものだ