コートジボアール戦

さっきまでぽけ〜っと録画を見ていただけなので、微妙に見落としている点もあるかと思いますが、一応。

前半なかばまで見せていた鬼のようなプレス。非常に効果的ではあったのですが、コンディションと連携がイマイチ悪い相手だったからという見方もできます。
そして前半の終わり頃、さらに後半15分過ぎには足が止まって完全にコートジボアールにボールを支配されてしまう、と。

相手もバイタルエリア付近でのアイディアが乏しかったので、まぁ失点の匂いはあまりしませんでしたが、あそこまでボール持たれると、ねぇ。
エブエいたとはいえ、コートジボアールと言えばやっぱりドログバでしょうし、彼がいるのといないのとでは(少なくとも攻撃に関しては)別のチームなのでしょう。
もっと熟成したチームなら怖いですよ…。

そんなわけで、スイッチをオンにすればプレスもかなり有効。ということがわかっただけでもテストは成功でしょうか。選手のコメント等にもありましたが。

しかし私的には何か引っ掛かるんだよなぁ。
おそらくDFラインの高さ。中盤が間延びしてるとは言わないまでも、少なくともコンパクトでは無いことでしょうか。
帰ったらもう少し確認したいですが、たぶん原因の1つは闘莉王
少し話は逸れます。彼は浦和でもそうなんですが、そんなにラインを上げません。去年は鈴木、長谷部が犬のように走り回り、ポンテ、ワシントン、永井らとの間を埋められた訳ですが、その長谷部が去り、鈴木も病気や代表で万全ではない今季は、ボールを運び、スペースを埋められる選手のやりくりに腐心したのではないでしょうか。
その結果が、「ボランチ闘莉王」なのだと思います。要するに彼の攻撃力を買っての起用ではなく、DFラインと前線との距離、中盤の構成を考えた上での起用ではないかと。

いやまぁ完全に推測なんで、外れてても文句は無しで(笑)

まとめると、ガス欠になってしまったのは中盤でプレスするのに長い距離を走らざるを得なかったことも要因の1つだと思います。

あとは攻撃の連動性。ボールポゼッションの正確な数値はわかりませんが、そんな高くはないと思います。
オシムのサッカーについて書いた時や、あの悪夢の10分間について書いた時にも書きましたが、攻撃の時間が長ければ。そしてその攻撃が有効的なものならば、(当たり前ですが)守備の時間は減ります。
せっかく奪ったボールをただ漫然と前へ蹴り出してるだけの印象を受けました。
フィードが悪いことだって訳じゃくて、フィードの質。それも出し手と受け手の意志疎通のレベルでの話です。
ここをもうちょい改善できれば、また1つ攻撃の「オプション(←のはず)」が増えるので、厚みが増すでしょう。


プレスをかけるなら長い距離や時間を走れるに越したことはありませんが、走る距離や時間を少なくするのに越したこともない。

つまりon offの切り替えを上手くやれではなく、質を高めようぜって話です。
30分でガス欠になるのではなく、90分通して走れるチームがいいなぁ。


攻撃といえば先制点の場面。ドイツでサイドもやってるだけあるなぁという長谷部と、ピクシーが来て良かったねという玉田による良いゴールでした。特に無し(笑)

あと前半何分だか忘れましたが、闘莉王の上がりからワンタッチでボールを回し、相手の裏に長友が抜けて行った場面。
長友は良く走りましたし、闘莉王も良く上がりましたし、ガチャもガチャでしたし、大久保は残念でしたが、あれは点にしなきゃダメだろw

まぁ、そこらへんは次に期待ですね。

さて、次にパラグアイ戦があるわけですが、コンディションも調整できていて、かつ監督がそれなりに率いてきたチームですから、コートジボアールよりは厳しい相手になると思われます。
ここ相手にどう戦えるか楽しみですね。

しかし松井はこれからもああいう風に使うのかいな…(´・ω・`)