天皇賞(秋) G1

◎ 14 ウオッカ
○ 5 サクラメガワンダー
▲ 17 ドリームジャーニー
△ 7 ダイワスカーレット
△ 9 アドマイヤフジ

△ 16 カンパニー

強い面子が揃ったが、どの馬も個々に微妙な不安を抱えている印象。
特に悩んだのがディープスカイ。現在の三歳牡馬の体たらくを見ると、いくら抜けた存在とは言え、疑いたくもなる。
ダービーの時計が遅いのは周知の事実。同日開催の1000万下に0.4劣る。
神戸新聞杯は比較材料を探すのに苦労するが、ラップを考えてみる。
今年度は前年度より前半3、5ハロンの流れが1.1、1.5ずつ遅く、後半5ハロンは0.6速いもののなんと3ハロンは0.3遅い。
また、8ハロンめ、9ハロンめが前年度より速いのにもかかわらず、11ハロンめは遅く、12ハロンめは同じ。
何が言えるかと言うと、強力な先行馬の不在。スカイの勝ち方は向こう正面から外に持ち出して捲る強いものではあったが、レースを作れる馬がいたらどうなっていたかはわからない。
今年度はスローに「した」のではなく、スローに「なった」レース。差し馬ばかりが1〜4着を占めたことからもわかる。
また、スカイと前年度勝ち馬のドリジャを比べると、前半5ハロン時に0.8遅れていたスカイに対しドリジャは3.5。上がり3ハロンは0.6上回るスカイに対しドリジャは0.9。
少なくとも今年度よりは強い先行馬がいた中で、直線ヨーイドンでぶち抜いたドリジャ。
中団で脚を溜め、遅い流れの中で少しずつ捲ったスカイ。しかも前は勝手に垂れる。
どっちが今回のレースで可能性があるかと言ったら前者でしょう。
ということでスカイは切ります。来たら素直にごめんなさい。

その中で本命はウオッカ。前走なんやかんや言われてるが、最後から3ハロンめが10.5。これは普通にすごい。
逃げてもこの脚が出ることを把握でき、いつ使うかを計れたことは収穫。外枠も内3頭が後ろに行きたそうな馬。中を見ながらダスカの後ろに付けられそうなので問題無し。スタートも良いしね。

そのダスカだが、鉄砲実績があるとは言え、7ヶ月ぶりのG?Tはちょっと怖い。
レース自体はダスカがペースを握って、ダスカ有利の展開にはなると思う。最内アサクサはレースを作ると言うよりは、自分のペースで走りたい馬なので、ダスカがおそらくハナ。そうするとこのレースでの逃げ馬の実績が気になる。

で、なんでこんなイチャモンつけるかと言うと、ナリタブライアンが頭をよぎるから。
タイプは違えど抜群の実績を引っ提げ、7ヶ月半ぶりに臨んだナリブーも吹っ飛んだレース、それが秋天
のでヒモまで。

対抗はサクラメガワンダー。前走印点けなかったのは輸送の問題。おそらく克服したんじゃないかと思われる。
この馬は1年勝ちが無い反面掲示板を外してもいない、「相手なりに走る馬」その安定感に前二走の内容を加えると充分圏内。
枠も内すぎず、一発が期待できる。

朝日フューチュリティ以降G?Tで勝てず、一時はマイル路線を進んでいたドリームジャーニーだが、精神面で成長したと思う。
前有利になりそうなこのレースで後ろから持って行くこともでき、前走のように前の馬を射程に入れながらも突き抜けられる点を評価。

後は前走、前目で力を出した姿が印象に残るアドマイヤフジと、復調してれば来る気がするカンパニーを加えて終了。

3連複フォメで。
14→5、17→5、7、9、16、17

遊びでキングストレイルの単複買うかも。