そーたくんとミズ

そういやサッカーしばらく書いてなかったなぁw
ガンバACL制覇です。おめでとう、ありがとう!次はCWCだ!

では今年のガンバを振り返って行きつつ、だから私は西野んを信じてたんだ。というのをつらつらと、あと出ししましょう。

まずディフェンスライン。

一昨年からスピードに難が出はじめたシジクレイを切り、ガンバ一筋の實好が引退。安心して任せられるCBが山口のみという状況で、今年は主にDFの補強を進めるガンバ。
その目玉が水本。A代表にも選ばれたことがあり、五輪代表では主将を務めた彼は、主力の年齢が上がってきたガンバにとっても必要な存在と言えました。
そしてさらにU-20代表で槇野(カナダ見てて、来て欲しいなぁと思ったのはむしろ槇野w)と4バックの真ん中を組んだ福元をレンタルで獲得し、助っ人としてミネイロを呼びます。(まぁミネイロはSBだったみたいですが)
この状況で1人ぽつんと浮いていた男がいました。そう、中澤聡太
去年の彼は主に控えに回ることが多く、満足できる結果を残していたとは言い難い。
しかしナビスコ鹿島戦(AWAY)など、限られていても与えられた時間の中でがんばっていたような印象がありました。

さて、いざシーズンが始まるとCBは水本と山口。代表の東アジア選手権等もありゴタゴタした面はあったけれど、結局はこの二人が選ばれます。しかし水本のプレーは精細を欠き、失点に絡むプレーが目立ってくると、西野監督は中澤を起用しはじめます。

これに焦ったのは水本。五輪に向けての時期に試合に出れない状況が重なり、彼は出場機会を求めて京都に電撃移籍。



私は今年、中澤総太が技術的に目まぐるしい成長を遂げたとは思いません。
しかし去年少ない出場時間で見ていた限りではありますが、高く上がったボールをそのまま頭でクリアすることを怖がり、一度落としてから足でクリアする場面が何度かありました。
しかし今年は違います。ミスを恐れずに、時にはFWへの楔をカットしに行く、攻めの姿勢が見えます。
まぁ鹿島戦みたいなこともやらかすけどw
でもアレだって何とか食らいつこうという精神の現れとも言えます。

水本や福元が加入したことで、中澤の意識が変わり、アジアチャンピオンのレギュラーになったわけです。去年なら考えられんw

ともあれ控えでも腐らず、新加入の選手を追いやる気持ち。それが中澤を今の位置に押し上げてたことは間違いないでしょう。


西野監督は基本的にチームのために選手を犠牲にはしません。つまり、チームの枠組みに選手を押し込めて長所を消すということはまずありません。

まず選手を見て、彼らの長所が最も発揮されるようなチームを作り上げる。
だからバレーが抜けた後ももう一度建て直せたし、4ー5ー1なんつうオモシロイことまでやってくれました。
4ー5ー1の実質的な立役者であり、2008ガンバの最後の1ピースである佐々木については、また次回書きます。


まとめると、西野が「干す」のには必ず理由があるんです。

そりが合わずに出ていった選手もいますが、彼らが大成したとも思えません。

水本にも足りないものがあったと思います。ホーム磐田戦を見てるとそう思えます。
そしていくら五輪(そもそも私は五輪のサッカーにそこまで価値を感じませんが…)が近づいていたからと言って、レギュラー争いから逃げ出した選手(少なくともサポーターにはこう見られてしまっています)だということも合わせると、彼がいまパッとしないのも気のせいではないでしょう。

家長も同じようなことが言えそうですが、まぁ彼は他の面があるので、これもまた合わせて次回書きます。


ガンバは高木を獲得するとかなんとかで、またそーたくんには試練が立ち塞がります。
「控え」でも練習などへの態度が評価され、残ることになった福元もそれは同じ。
しかし山口もそろそろ年を食ってきて、「ポカ」も増えてきたこの状況。
来年の今ごろには福元・中澤のコンビになっているくらいのつもりで、がんばって欲しいです。