メンバー

※呼ばれるクラブの立場は一切無視して、理想のみを語ります。応援するクラブが出てきた方は、不快に思う部分があるかも知れませんが、ご容赦下さい。

最終予選、トゥーロン国際を踏まえて個人的な18人を選びたい。オーバーエイジ難しいなぁと思ってたら、なんだ、昨日予備登録が出たんじゃないか。
なるほど、DFラインに入れてきたか。そりゃそうかもな。間に合ってくれるかはわからないがAでも不動のマヤ、DFラインならどこでもできる徳永か。なるほど。ってえ…?林??
GK:林、権田
DF:酒井宏、鈴木、吉田、酒井高、徳永
MF:山口、扇原、清武、東、宇佐美
FW:大津、大迫、永井、齋藤
濱田、山村、村松から1人と、高木、指宿、宮市から1人

サポート:安藤、水沼、上から洩れた4人から2人。多分固まりからそれぞれ1人ずつ。

OAで選んだ以上は使うとすれば、こうなるか。残る2人はチームの作り方と選ぶ時期の状況次第。
しかし林は驚いたな。権田・安藤でダメなら楢さんとか行っちゃうくらいハッキリした方が良い気がするが。
しかしな。高木(兄)とか宮吉とか小野(裕)とか柴崎(岳)とかがかすりもしないんだから、プラチナ世代本当にすげぇよ。大前とか山田(大)もそうか?山崎(亮)や茨田、米本(彼は怪我が大きかったか)辺りは一応予備登録はされてるけどさ。

宮市に関して

正直ここに入れるべき選手ではない。というのも理由は2つある。
1つはまだ何も実績を残していないという点。ただ海外主要リーグの試合に出て、得点に絡んだだけである。10年前なら救世主であるが、今は全く珍しい話ではない。
直接欧州に行きキャリアをスタートさせたという点も、瀬戸や平山や伊藤等の例があり、もはや特筆するようなことではない。
高木、宇佐美のようにこのチームや、あるいは前身のチームの中心選手であったのならまた話は別だが、アンダー代表での試合経験も乏しい。海外でメンタリティが伸びたってのも、アゼルバイジャン戦を見る限りでは疑わしく、他のメンバーを押し退けて入れる程の魅力は無いのである。香川ならともかく。
2つめが、アーセナルの始動時期と五輪が重なる点。今回はロンドンでの五輪なのでアーセナルがどのような対応を取るかはわからないが、はっきり言って五輪なんぞに出ている暇はない。
しっかりアピールして、アーセナル内に居場所を確立する方が先であり、それが後々の本人のキャリアにも関わってくるだろう。チームにいないのに、ポジションが与えられる程の選手ではまだないのだから。
以上2点より、宮市を呼ぶ理由は何もないことがわかる。確かにスピードだけで何とかしてくれる選手は欲しいのだが、それは2年後のブラジルに期待し、今回は永井で我慢しよう。

オーバーエイジについて

オーバーエイジを使うことに反対する人も少なからずいるようだ。だいたいの主張は「多くの若手日本人選手に国際経験を積ませる」ためというものだが、私の考えは真っ向から対立する。
もともとプラチナ世代は攻撃的な選手、特にアタッカーが多く、ゲームメイカーや守備陣に難があることは明らかであった。その影響も少なからずあり、結果彼らはU―20ワールドカップに、両世代とも出場できていない。
記憶に新しいカナダでのビリー世代の活躍だが、彼らはこの大会で大きな経験を得たことは間違いない。内田・安田の両サイドバックは海外でプレーし、林と槇野は海外移籍を経験した後J1でレギュラー。梅崎・柏木は共にレッズ、森重はF東の主力だし、アトムや藤田といったJ1の控え、J2の主力もたくさんいる。あまりスタメンを張らなかったハーフナー、香川も海外で活躍している。
この世代に限らずU―20ワールドカップに出場した世代からは、日本代表を含む、多くの名選手が輩出される傾向にある。
プラチナ世代は、確かに若くして海外主要リーグでプレイする選手も多く、またこの年代でありながらA代表に呼ばれている選手も少なからずいる。しかし個人的には、U―20ワールドカップの経験があれば、もしかしたらもっと凄いことになっていたかもしれない(今と変わっていなかったかもしれないが)とも思うのである。
つまり言いたいのは、1つ上の経験を得るための手段としてのオーバーエイジは、積極的に用いるべきであるということである。
ロンドン五輪チームもゲームメイカーとして扇原が頑張っているが、守備陣の物足りなさはトゥーロンでも見てきた通りだ。ここが足を引っ張って決勝トーナメントにいけなかった場合、守備陣にとっては良い経験になったかも知れないが、プラチナ世代の攻撃陣にとっては決勝トーナメントで戦う機会を失ってしまうだけという見方ができるのだ。
そこそこの経験をいろんな選手にまんべんなく積ませるのではなく、極上の経験をポテンシャルのある選手に積ませることの方が、これからの日本サッカーにとって得るものが多いのではないか、という話である。
最後に五輪のグループリーグを突破したのはご存知黄金世代である。今回のチームのポテンシャル*1は、それに匹敵すると個人的には考えているので、上を狙うためのオーバーエイジ、結構じゃないか!

*1:特に攻撃陣